在宅ワークへの道

在宅ワークの志望動機|家族の事情を書き3回連続合格した理由

nagi

「志望動機に、家族の事情を正直に書いてもいいのだろうか」

育児、介護、あるいは家族の病気。外に出られない切実な事情があっても、つい「隠したほうが採用されやすいのでは?」と迷ってしまいます。

私自身、7年のブランクを経て社会復帰を考えた際、大きな葛藤がありました。

夫が闘病中であること、そして小学生の子どもがいること。「こんな事情を正直に書いたら、書類落ちするのではないか」

結論的に、私はその「家族の事情」を志望動機に堂々と書き、これまで3度フルリモートワーク求人に合格しています!

実はフルリモート企業にとって、家庭の事情はマイナスではありません。むしろ「その環境でなければならない理由」がある人は、長く安定して働くための「強い動機がある」と信頼されるのです。

この記事では、事情を「覚悟」に変えて伝える志望動機の書き方を、3回の合格実績をもとに具体的にお伝えします。

意外な事実

面接で「家族の事情」を詳しく聞く企業は一社もなかった

私が3回の転職活動を通じて、最も驚いたことがあります。

それは、志望動機に「夫が病気のため家族を見守りながら働きたい」と明記していても、面接でその詳細を深掘りしてくる企業は、ただの一社もなかったということです。

「どんな病気ですか?」「いつ治る見込みですか?」 そんなプライベートに踏み込む質問をされることはありませんでした。

なぜ、企業は詳しく聞いてこないのでしょうか。 そこには、フルリモート企業ならではの「ある前提」があるからです。

企業が本当に知りたいのは「病状」ではなく「仕事への影響」だけ

企業が志望動機欄でチェックしているのは、プライベートな事情そのものではありません。

  • 業務が完遂できる環境が整っているか
  • 通院等で席を外すことがあっても、自分で時間を調整して納期を守れるか

企業が知りたいのは、この「セルフマネジメント面」だけです。 まともな企業であれば、プライバシーには最大限配慮します。

事情が書かれていれば「ああ、この人は家で働く理由が明確なんだな」と納得するだけで、それ以上の詮索は不要なのです。

つまり、事情を書いておくことは「この人は家で働く動機がハッキリしているから、すぐに辞めないだろう」というプラスの判断材料として処理されるだけで、面接の足かせにはなりません。

フルリモートという働き方において、企業が最後に求めるのは「自律性」です。

3回合格を勝ち取った「志望動機の組み立て方」

私が実際に3社に合格した際の志望動機は、以下の3つのステップで構成していました。

特に「企業のニーズ」を読み解くステップが最も重要です。

スキルと貢献:自分の経験を「相手のメリット」として繋げる

志望動機を書く前に、必ず企業のホームページと求人内容を熟読します。

  • HP: どんなサービスを、どんな想いで提供しているか?
  • 求人票: どんな具体的なスキルが必要とされているか?

「自分のこれまでのキャリアの中にある『経験』が、今の企業が抱えている『この課題』を解決できる」という共通点を見つけ出します。

分析した内容をもとに、最初の段落を作成します。

単に「事務経験があります」ではなく、「求人票にある『顧客対応のスピードアップ』という課題に対し、私の〇〇での経験を活かして即戦力として貢献できます」と、相手の言葉を使って書きます。

誠実さと意欲:ブランクを「伸びしろ」に変える

〇年間のブランクがございますが、現在は実務復帰に向けて〇〇の学習に励んでおります。未経験の領域についても、持ち前の粘り強さで早期にキャッチアップし、貢献の幅を広げていきたいです。

ブランクは隠さず、その分「今、取り返そうとしている」姿勢を見せます。これで採用担当者の不安は「期待」へと変わるはずです。

必然性の提示:なぜ「フルリモート」の御社なのか

最後に、家族の事情と環境への適応を伝えます。

私事ではございますが、夫が闘病中であることと、小学生の子どもがいるため、家族を見守りながら働ける環境を希望しております。フルリモートでも力を発揮できる御社において、家庭とのバランスを取りながら、業務に最大限尽力したく志望いたしました。

「フルリモート」求人だからこそ、家庭の事情を「プロとしての責任感」に変換し、「家庭の事情により家で働きたい」旨を隠さずに堂々と書くことができます。

「事情」を書いて応募する3つの大きなメリット

事情を隠さず伝えることで、以下のメリットがあります。

誠実な人柄が伝わる

最初から事情を話すことで、採用担当者に「この人はトラブル時も隠さず、早めに相談してくれそうだ」という安心感を与えることができます。

ミスマッチを未然に防げる

最初から事情を汲んでくれる「理解のある会社」だけと繋がることができます。これは入社後に自分が無理をせず、長く働き続けるために不可欠なフィルターです。

「長く働きたい」という動機の裏付けになる

「この環境が必要だからこそ、簡単に辞めずに腰を据えて働きたい」という思いは、企業にとって「早期離職のリスクが低い」という大きな魅力に映るはずです。

本人希望欄で「不安を安心に変える」具体策

志望動機と同じくらい重要なのが、履歴書の「本人希望欄」の書き方です。

私はここに、具体的な状況と「解決策」をセットで記載していました。

家族の看病にともない、月に〇回程度の通院に付き添う可能性がございます。通院の日程につきましては、あらかじめ確定次第すぐにご連絡いたします。また、その際の業務遅延が発生しないよう、早朝や夜間の時間調整、あるいは前倒しでの対応にて、責任を持って業務を完遂いたします。

「現在は状況が安定しており、自宅であれば業務に支障がない環境を整えています」と、「自分で状況をコントロールできていること」を伝えるのもよいと思います。

フルリモートで最も嫌われるのは、連絡なしに席を外すことです。

「事前に連絡する」「自分で調整して穴を埋める」と明記することで、テキストコミュニケーション能力と責任感の強さを同時にアピールできます。これが、採用担当者にとっての「最大の安心感」に繋がります。

まとめ

育児、介護、家族の病気。それらは決して弱みではありません。

「家族を守るために、この環境で成果を出さなければならない」という強い動機を持つ人は、誰に監視されていなくても自らを律して働きます。その「働くことへの真剣さ」こそが、合格を引き寄せる最大の鍵になります。

「家族のそばにいたい」という願いを志望動機に書くことは、最初は勇気がいりますが、事情を隠さず、それを「この職場で長く貢献したい理由」として伝えてみてください。

参考になれば幸いです。

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なぎ
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部長
経理歴15年、完全在宅3年目。 大手メーカー・会計事務所・7年の専業主婦(兼ハンドメイド作家)を経て、現在は「ママ友0・通勤0・電話0」を実現。誰にも邪魔されない極低ノイズな在宅経理という天国に潜伏中です。 人当たりよく見せかけていても、内面は超・神経質で刺激に弱いHSP気質。15年の実務経験と、静かな自立の作法を綴る「思索ログ」へようこそ。
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